【SNS集客】自社の売りたいものを売りたいように売ると売れない理由

こんにちは。代表の松方早紀です。
今日は、「【SNS集客】自社の売りたいものを売りたいように売ると売れない理由」を書きます。
モノが売れる人や会社は意外と、最初から自分の売りたいものだけを売ってはいません実は。
どういうことかと言うと、
・マーケットイン
・プロダクトアウト
という言葉を聞いたことはありますか?この言葉の意味と違いを知っておくとこの先商品設計などもしやすいです!
<マーケットイン>
顧客のニーズや市場の需要を基に商品やサービスを開発する手法。顧客の問題を解決することに重点を置き、市場からのフィードバックをもとに製品を設計します。
<プロダクトアウト>
企業が得意とする技術や自社の強みを活かして製品を開発し、その製品を市場に提供する手法。市場のニーズよりも、自社の技術やアイデアを優先して製品を生み出すことが特徴です。
すごく簡単に言うと、市場ニーズに合わせたものを売るか、自社が売りたいものを売るか?の違いです。
そしてビジネス初期に、「プロダクトアウト」をやっても売れません。よほど発信が上手いとか、売るテクニックを持っているとか、高額の広告宣伝費をかけられるとかなら別ですが、一般的にビジネス初期の段階は、「マーケットイン」でないと売れません
というか、「マーケットイン」の方が売るのが簡単ですよね。市場にニーズがあるし、世の中から求められているものを売れば普通に売れます。もちろんマーケティングテクニックは必要ですが。
「じゃあ自社のサービスは売れないの?」と思うかもしれませんがそういう意味ではなくて、やり方はいろいろあります。
◆フロント商品だけ市場に合わせたものを売り、まずは体験してもらう→ここで顧客と信頼関係ができるのでそのあとのプロダクトアウト商品でも売れやすくなる
◆そのフロント商品に関してはいくつか市場に合わせたものを用意して実験を回してみる
◆マーケットインからビジネスをはじめ、実績ができたらプロダクトアウトに変更する
みたいなことはいろいろできます。
私の感覚で言うと、「プロダクトアウト」を「プロダクトアウト」のまま売っている企業が多すぎるなと感じます。自社のサービスや商品が、「マーケットイン」か「プロダクトアウト」か区別がついていない会社も多そうですが、正直、「それは誰が買うんだ?」と思う商品サービスも多くて、売り方を工夫しないとすごくもったいないですよね。要はSNSなどで表に見せるときの「見せ方」です。
あとはそれは「意識高い系の人しか買わないですよね」という商品サービスも多いです。「学び系(教育系)」などをサービスの中に入れている企業は特に注意。あなたの見込み客「本当に学びたいですか?」笑
わかりやすく「ダイエットサービス」で例えると、
◆ダイエットサービス自体はニーズに応えているサービスなのでマーケットインにはなります。
ただそのサービス内容、コンテンツ内容に独自の手法や提供者側のこだわりが強く入る場合は、それはもうほぼ「プロダクトアウト状態」です。
その場合は、プロダクトアウトの状態そのままで売るのはNG!顧客視点にどうフィットさせるかがポイントですね。独自の強みやこだわりを活かしながらも、見込み客に「これこそ私が求めていたものよ!!」と思ってもらえるような伝え方をしないと売れない。
顧客の痛みやニーズに響くようなメッセージや、メリットを強調しながらも、自社の独自性を上手くマッチさせることができれば、プロダクトアウトの要素も効果的に活かせます。
「見込み客が自分ごととして感じられるかどうか」なんです。
プロダクトアウトであっても、見込み客の視点や心情に合わせて売るのがマーケティングです。自社が売りたいものをそのまま、そして自分が言いたいことだけを言う。それは集客できなくて当たり前です!笑
話がそれましたが、マーケットインに合わせて商品設計や集客をするか、プロダクトアウトを工夫して売るか、どんな選択でもOK!
ただ自社の商品サービスが、マーケットインなのかプロダクトアウトなのかを自覚し、それに合わせた集客方法を選んでいくことが重要です。